雪の下で咲いていた子。
春から育てるビオラより、花期も長いの。
偉いのよ、この子。
「指導者」「研究者」であり続けること
私の恩師たちが、現役の指導者であり、研究者であります。
東京音大の恩師たちもそうですし、高校の恩師もそうです。
ピアニストや演奏家として活躍なさっている先生方も、「天才」でそうなったのではなく、人の何倍も何十倍も練習し、研究し、優れた演奏家なのです。スポーツもそうでしょう。
高校生のときの校長先生が亡くなりました。
テレビ報道で知り、最後まで研究なさっていたことを知り、この先生と出会って、私があるなぁ、と心の中で手を合わせました。
大学入試前に校長室に通わされ、挨拶、話し方、言葉の選び方、ドアの開け閉め・・徹底して指導を受けました。「東京音大受けるのだからな、マナーは大切だ」って。ありがたいです。本当にその通りでした。良い指導者に引き上げてもらわなければ、芸術は伸びません。
この先生が研究者であり続けたのを知ったのは、高校卒業後です。
なぜ勉強するのか
大学で素晴らしい先生方に出会い、そのお人柄にも感銘を受ける毎日が続きました。
私が生徒に「勉強しなさい」と言うのは、「良い指導者に出会いなさい」ということです。これはいつも繰り返してお話します。
「良い指導者」がいる大学に進むために、勉強なさい、ということ。
私は良い指導者がいる高校、大学で学んだから、指導者選びが大切だ、とわかります。
〇〇大学、というブランドで選ぶのではないですよ。
職人さん、農家さん、お医者さん・・どこでどう学ばれたか、お聞きします。
「親方が厳しい人でねぇ・・」なんて言う話を聞くのは大好きです。
いろんな分野の「良き指導者」と接していると、物事が好転して行きます。
勲章もらった、とかじゃなくてね、普通に日常接する方で、その道をとことん極めようと努めている方と接したいのです。
どんな道でも「勉強」は大事。
なぜ勉強するか、は少しずつ、自分が苦労しながら見えて来ました。
生きる力
人生は辛いことの方が多いです。
インターネットに良いことばっか書いてあって、「私は辛いことばっかだなぁ」だなんて思うことないですよ。
真に受けるからしんどい。
勉強しなくちゃいけない時期に、死ぬほど勉強しなかったから、いつまでも承認欲求が出る。
ビオラがずっと雪の下で春を待って、雪の合間から咲いてみて、わぁ♡と花開くのが一時、そんなもんなんですよ。
社会人学生の話を聞いていると、幻想を抱きすぎるから辛いんだわ、と思うことが多いです。
プロの演奏家たちが、毎日毎日どれだけの練習をしているか知っていると、現実は厳しい、ってわかります。
プロになるのではなくとも、そこまで目指して練習した人が強いのは、そういう理由です。
見えているものが広い。
自分の辛さを処理できる能力、つまり「生きる力」が強い、ってこと。
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教室生徒のお母さまから
私は、お弟子さんたちのお母さんたち、皆さんを尊敬しております。
生徒のお母さんを尊敬できなかったら、レッスンは出来ません。
お母さんたちが悩み、乗り越える姿を拝見し、感銘し、それが私の「生きる力」です。
いつも本当にありがとう。
頂いたお声を載せます。
とても恥ずかしいのですが、指導方針をお母さんたちの声から聞くことが出来ますので・・
「出来ない人にも優しく、仲間外れを作らない」
「マリコ先生や、大学の先生は、口で理想を言うのではなく、みんなが仲良く、出来ない人にも優しく、仲間外れを作らないそのような合唱団を作ることを、先生の行動によって教えて下さったことを思い出しました。
そのような出会いがあって、本当に良かった、学んできて本当に良かったと思い、急に涙が出て来ました。
過去の学びが、私に自信をすごくくれて、行動することが出来ました。〇〇(お子さんの名前)に勉強させなくては、と感じました。(笑)」<小学生のお母さま>
「見守る」と支配性の強い指導は違う
支配性の強い指導者のもとで学んだ方は、お気の毒ですが、連鎖します。
自発性がない、どうやっていいかわからない、人の言いなり・・「音楽」という世界は非常にそういうことが多い世界です。
「優秀な指導者を選べ、トーキョーさ行け」と仰った高校時代の部活の先生。ありがたいです。
真に優秀な方、というのは支配しようとしません。カリスマ性もありません!(笑)
私が大学、卒業後と東京で学んだのは、そういう師がいたからです。
本当に優れた指導者は、余計なこと言いません。・・余計なこどばりしゃべる私!※「こどばり」=ことばかり
私が東京に行って、恩師の前ではガチコチにヒョーズン語になってしまうのは、怒られるから、ではないのです。
全部見透かされているから! です。
先生方はいつも見守ってくださっている・・それはいつでも感じ、安心感となっています。
頻繁に連絡を取らなくても「先生が見守ってくださっているから大丈夫」そういう感覚があります。
「〇〇は、こんなにも先生に見守っていただいていたのだなぁ、と感激しました。
大変お世話になって、気にかけて頂いて、とても嬉しいです!成長する姿を見て頂いて、心強く思います。」<中学生のお母さま>
ピアノを通して悩みの流れを変える
ハルモニアに入会して、「流れ」が良い方向に変わって行く・・それは本当に嬉しいです。ありがとうございます。
「本当に嬉しくて泣きそうです。
正直、子育てが間違っていたのかと、ずっと思っていて、いろいろと諦めていました。」<中学生のお母さま>
「間違い」なんてありません!この世は、思い通りになんて行かないですもの。子どもの心を聞いてあげる、真剣に聞いてあげる、諦めているものを、別の方向へ流れを変えればラクになることもあります。多少のことでは怯まない強さを、少しずつ植えてあげる。そういう力が音楽にはあります。
練習する楽しさ、に気づかせるのが私の仕事だと思う
今まで、教室や学校でたくさんの子どもたちと接して来ましたが、本質的に勉強嫌いな子は一人もいませんでした。
興味を持たせるように指導する、それが「先生」としてプロなのだと思っています。
先生から「どうやって?」と聞かれますが、簡単です。指導者自信が「勉強は楽しい」と根っから思っていたら、楽しい指導は出来ます。
昔、お電話があったの。「私はねー、勉強嫌いなんだよ。小さい子を教えるには、私でもマリコ先生でも差はない!」と。
「勉強嫌いだから、練習したくない子に教えるのは得意!」って。
私はそのとき?????でしたが・・(笑)
私自身が小さいとき、いろんなタイプの教室や先生に習ってみて、楽しかった、満足したのは、やっぱり優秀な先生です。
今となれば、「あの先生、なんであの時あんなイジワル言うのかな」ってのは、コンプレックス強い先生だったのね。
優秀な先生は、優秀になった経緯が必ずあります。
それを体験し、伝えて、子どもたち、学生たちが「学ぶ楽しさ」を知ってほしいなぁ、と思います。
「練習したくない子」を作らない、それがプロ、と肝に銘じています。
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「先生に習うようになって、ピアノをよく弾くようになりました。そして、ハノンや基礎的な練習に時間をかけているためか、スケールがなめらかに弾けるようになったと思います。
これからも見守っていきたいと思います。」<高校生のお母さま>
他、お母さんたち、たくさんのメッセージをありがとうございます。(^▽^)/
みんなが元気で一年を過ごせますように・・
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