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ピアノ道☆「緊張して上手く弾けませんでした」を考える

6月は、ジューンベリーがたくさん採れました。レッスン室前にある木です。

「緊張」の話の続きをしますね。

「緊張して上手く弾けませんでした」

と口に出して言う子、気づいてみたら、うちのお弟子さんでそう言った子はいません。

 

外に出た時、「緊張して上手く弾けませんでした」と駆け寄っていらっしゃる方がいて、色々考えました。

 

気持ち、わかります!

私、そういう気持ち経験しているから!

分析

この言葉を分析してみましょう。

 

  1. 普段は上手く弾いている、と思い込んでいる。
  2. 自分の気持ちをわかって欲しい、同情して欲しい。
  3. 練習が足りない、ということがわかっていない。

 

要因

「分析」のさらなる要因を探ります。

 

  1. 練習の段階、ほどよい「緊張」がなく、ダラダラと練習しているため、音を聴く、という習慣がない。「上手く弾いている」と思い込んでしまっている。
  2. 精神的に自立できていない。単独行動ができず、依存性が強い。「自分の過去」は、誰のせいでもなく、自分自身が起こしたこと。小さい子は、親のせいにできるけれど、小学生以上、ましてや良い大人が仰るのは、すべてを誰かのせいにする癖がついてらっしゃる。
  3. もうこれ以上練習できない、というくらい練習した方は、上手く行っても行かなくても、清々しい気持ちになる。

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ピアノを「ピアノ道」として学ぶ

ピアノの先生を指導する、っていうセミナーを昔受講したことがあります。ピアノの先生を指導する本、も読みました。著者の先生とお話もしました。昔話なので、申し上げていいかしらね。

 

セミナーの先生は小さい子に色々グッズ使って教える、というセミナー。本の先生は「インターネット活用」について。

  • 今どき、インターネット活用しなければないようだ。
  • 小さい子を教えるのに、グッズを使うのが「良い先生」らしい。
  • 受験生を教えて来たけれど、音楽専門ではない「やる気のない学生」に「やる気」を出させるのに悩んでいた。

私の不安、邪な気持ち。これがよくないことを引き寄せてしまいました。

 

東日本大震災、あの災害時に「私のセミナーを受講すれば良い」と電話があって、「ありがとうございます」なんて応えた私。その後、私のブログに登場する友人を「自分の友人」として震災支援活動したり、たまげる事件が次々起こります。インターネット怖いな、と思いました。さらに10年経って、お二人は組んで活動されています。信じた私がおバカ。「インチキ」とは、人の不安な心を自分の利益に利用すること、平然と嘘をつくこと。どこの世界にもおるわね。

 

反して全く動じず、淡々と「ピアノ道」を貫いている同門の友人、先輩方、東京藝大卒の恩師たち、ピアニストの先生。

ピアノ学習を幼稚園、小学校の「音楽」の範囲で学ぶのか、中学・高校の部活動のように楽しむのか、音楽大学に行けるほど極め「道」として学ぶのか・・・うちの教室はどの路線なのか、迷ってはいかんのです。小さい子にも、きちんとした種をまけば、どんな子でも育って行く。

 

同じ時間、同じお金をかけるのなら、優秀な方たちを回りにおいて、自分を高めていく。良い環境があるのに、わざわざ自分を下ろして行くことはないな、と、このトシになってやっとこさ、気づいたのですよ。遅いね(笑)

ポイント

ピアノを「ピアノ道」として学ぶ。

そのために、どういう環境が必要であるか考える。

「道」として学ぶものがあると、人生の生き方が違って来る。

 

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私の「ピアノ道」ルーツ

  • 幼稚園のとき、初めて習ったおじいちゃん先生。根気よく幼児の私に「言葉」で説明してくださいました。先生のレッスン室にある書物、奥様がおやつに出してくださったリンゴの種類・・・質問攻めの私に懲りることなく、教えてくださいました。勉強が好きなのは、ここから!前に「指番号全部書いてソルフェージュ指導なし」と書きましたが、数か月でバイエルが終わったので、もしかして教わっていたのかも知れない(-_-;) 身についていなかったのかも知れない、とにかくピアノを弾くのが面白くて、先生に「これは?これは?」と弾いてもらい、耳コピして弾いてしまっていました。あかん・・それでは・・・
  • 小学校の時習った怖い先生。ソルフェージュ、指のタッチの基本が全くできていない、とツェルニーやり直し。お行儀のことなど、この先生あってと思っています。ここの門下生が優秀な方ばかりだった理由が、今、わかります。
  • 東京の恩師たち、友人の音楽家たち。教わることばかり。
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「良い緊張」は必要

「良い緊張」は必要です。普段出ないパワーが出ます。

ピアノ学習によってそれを体験し、人生の糧にして欲しい、と願っています。

写真:岩手県芸術祭で二台ピアノホルスト作曲「惑星」。岩手県民会館大ホール。当時の県ピアノ協会会長、副会長先生「客席をグングンひきつけて行くのがわかって興奮した」と。お客様がいらっしゃるライブではこういうことが起きます。もっと良い演奏になるの。

 

 

 

現在、月イチから受講可能のワンレッスンを承っております。

年齢、経験は問いません。

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高橋麻利子

岩手県北上市・花巻市 ピアノ教室【ハルモニア】

TEL 08084933718

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マリコ

岩手県ピアノ教室【ハルモニア】高橋麻利子です。音楽を通して、子どもたち、お母さんも元気にしたい!食べること、犬、花、写真、絵画鑑賞、編み物が好き。頭の中は常に「次なに食べよ♪」。

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