10月は30度になったり、山に初冠雪だったり・・
気候の変化が激しかったです。
ご自愛ください。
ピアノ教室【ハルモニア】オリジナルの指導プログラム「ピアノ・レパートリー・テスト」。
コンクールに出る子だけではなくて、全員の力をつけたい、そういう願いで始めました。
年4回、発表します。
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論文「読み・書き・ピアノ」「ピアノ・レパートリー・テスト」
「読み・書き・ピアノ」表現力を高めるピアノ指導法の研究~「レパートリー・テスト」活用でより豊かなピアノ表現を~2018年4月発表 専修大学北上福祉教育専門学校研究紀要 2009年 ...
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ピアノを習っているのに、「今、なんか弾いて」とリクエストに「楽譜がないと弾けない」「練習中」と弾けないピアノ学習者がほとんどです。
いつでも楽譜を見ないでノーミスで弾ける曲がある、それが定着しました。
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いつでも いくつになっても弾ける曲がある! ピアノレッスン
いつでも弾ける ピアノの曲 ありますか? 幼稚園の先生を目指す学生たちにピアノを教えています。 一番最初の授業でアンケートを書いてもらいます。 ピアノを習ったことはありますか? 何年くらいやりましたか ...
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今回のテーマ
1 自分で動画作成、複数曲続けてノーミス演奏。
動画提出の2回目。提出方法を増やしました。
前回はLINEで提出。
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第50回ピアノ・レパートリー・テスト「オンラインレッスンの練習」動画提出
長梅雨の後は 猛暑。 ご自愛くださいね。 レパートリーテスト 今回のテーマは・・ ピアノ教室【ハルモニア】オリジナルの指導プログラム「ピアノ・レパートリー・テスト」。 &n ...
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今回はYouTubeとGmailを加えました。
高校生は曲が長いので、YouTube。
動画送信まで、何回も先生に聞いてやったのは、えらかったですよ。
成績が伸びない、ピアノが上手くならない、という人は「わからないことをそのままにする癖」の人です。
聞くのはカッコ悪いなぁ、なんて思っていてはダメ。見栄っ張りの人は頭がよろしくないの。疑問に思ったら即、聞く。これが人生が好転する要素。昔、高校で教えていたとき、東大に入った子は、音楽の時間も質問攻め。で、わかると「そっかー、面白いなぁ。」って。
今回の動画提出もチャレンジすることのきっかけになりました。
パソコンなどIT関係は、親時代より30年は子どもの方が進んでいるものです。それから、ここ岩手は、都会よりかなり遅れています。使わなくても済むライフスタイルなのでしょうが、「できません。」「わかりません。」は通用しないと思ってください。大学に入ってPCを使えない、は論文提出できない、ということです。大学とのやり取りも、ネットです。
2 「自己管理能力」を育てる
高校1年生くらいまでに、「自己管理能力」を育てます。
女の子の場合、成熟が早いので、その時期に人格が形成されます。
それ以後に色々教えても、よほどのことがないと変わらないでしょう。(私の拙い経験です。)
今回、提出日を限定しない、提出方法を選択する、としたことで、「自己管理能力」を見ました。
生徒には「〇日を目途に動画を作成して送ってください。」とだけ伝えました。
皆、その前に出して良かったです。
〇日までに出すのだったら、〇日までにここまで練習しておかないと・・という「時間管理」ができるかどうか。
これはかなり重要なことです。
お稽古事の良い学び方をしていると、いろんなことに長けるのは、こうしたことです。
自己管理能力が育たないのは、こういう場合です。グッサリ、バッサリ書きます。
これは自己管理能力が育たない
- すべて親の車で送り迎え。子どもは時間もわからない。
- 親が「今日はどうだったの?」と根掘り葉掘り毎回聞く。
- レッスンをお休みするとき、具合が悪いとき、自分で先生に言えない。
- お稽古の道具(楽器、楽譜)を大事にしない。
- 親と先生が信頼関係を作れない。
- 遅刻が多い。
- レッスン振替を要求する。
- 爪が汚い。
- 中学3年生以上で、月謝の渡し方ができない。
- 大事なときにご挨拶できない。
- ノートに書くことを面倒くさがる。面倒なことが嫌い。
- 筆記用具を持ち歩かない。
自己管理能力が育たないと依存性・支配性の強い人になる
学校の勉強も、ピアノの練習も、自分で自分の行動を計算計画し、実行する能力が大切です。
これが育たないと、依存性が強く、苦しむことが多いように思います。
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“心を育てる”ピアノレッスン
心が育っていないと、何事も極められません。 スポーツ、勉強、仕事・・なんだってそうでしょう。ある程度まで行きますが、それ以上伸びない。伸びない原因が、自分ではわからない。何かが違う、と気づくけれど、何 ...
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依存性が強い、って?
依存性が悪い、と言っているのではありません。
誰しも、誰かと共に生きているのですから。
問題は、その度合いです。
「自分」がない、状態で依存するのは「自立できない」こと。
思春期に「自我」が育たないまま、身体は大人になってしまった。
自分がないので、考えません。ラクですね、考えてもらうのですから。
いえ、常に不満を抱えているような人は、「自分」がないので、苦しそうです。
考えていない人の特徴です。
考えない人の行動パターン
- 「〇〇さんがこう言った。」自分の意見がない、わからない。
- マネ、パクリばっかり。
- 行き当たりばったり。先を読む、ができない。
- 成績はそこそこ、で、よろしくない。
- 壮大な夢を、恥ずかしげもなく語る。
- ブランド好き。本質を見れないから外側が大事。
- お金の管理ができない。
- ケチ。
- バカにする。
- 自己中心的。周りが見えないから。
- 白黒、で物事を決める。グレー、がわからない。
- 怒る。泣く。感情をコントロールできない。
- 味覚も鈍い感じがします。誰かが美味しいといったから美味しい、って言う。
- 自己顕示欲強い。マウント取る。
- 家はいらないもので溢れかえっている。選択できない。
- 常につるむ。単独行動できない。
- 自己責任を取りたがらず、すべて他人のせいにする。
- 都合悪くなると、フリーズする。無視する。
ざっとこんな感じです。
依存性が強い=支配性が強い、でもあります。
子どものうちは、親に依存します。
大人になって結婚すると、配偶者に依存します。
自分のコンプレックスを、子どもに依存します。
そうして育ったら、大人になってこれを繰り返す。
わけわかんないセミナーにひっかかる、口の上手い人に利用される・・
この連鎖を、どこかで断ち切ったら、軽くなります。
あ、軽い!=明るい
東大生の9割がピアノをやっていて、お母さんが「明るい」。
これは興味深いデータです。
生徒たちの感想
高校3年生
お辞儀や手元がしっかり映るように、角度を調整して撮りました。YouTubeにアップロードするのは緊張しましたが、手順を確認しながら無事にできたので良かったです。
f(フォルテ)が痛い音になってしまっていたところがあったので、いつでもきれいな音を出すようにしたいです。
高校2年生
続けて成功することが少なくて、繰り返す回数が多くなり、大変でした。(10回、2時間)撮るときに、良い角度になるように調整するのも大変でした。
中学3年生
自分の納得のいく演奏(Pとfや、クレッシェンド・デクレッシェンド、きれいな音での演奏)になるまで、何回か撮ってから聴き比べをしてみました。前回より、どれを送ろうか迷いました。
中学1年生
置く場所を考えて置いた。ウェットティッシュの箱で、角度を調節した。指がうまくとれたので、うれしかった。
小学5年生
楽しかったです。ひく前は少しきんちょうしました。3~4回ひいてもダメだったので、1度間をあけてからひきました。
小学3年生
前よりは少しスムーズにいけた感じがしました。(8回撮り直し、2時間)
お母さんたちの感想
高校2年生のお母さま
普段の練習も、自分で組み立てて時間を管理しながら行っています。
小学4~5年生のときに、反抗期が始まり、ピアノも辞めたい!などと話していたこともありましたが、あの時、根負けしそうな時もありましたが、続けさせて良かったと、心から思っています。
(進路について)私が話してもなかなか受け入れられないようですが、マリコ先生から話してもらうと、素直に入ってくるようです。感謝しております。
小学3年生のお母さま
今回は、自分が納得いくまで何回もやっていました。私がもう諦めて前に撮ったのを出そう、と言ったのですが、諦めず撮ったところ、ノーミスでできました。自分自身でより良いものを目指そうとしている姿は初めてに感じ、とても嬉しかったです。
岩手県北上市・花巻市 ピアノ教室【ハルモニア】
TEL 08084933718