12年近く続けたブログ dolce diary で 最多アクセスの 記事です。
ピアノ教室【ハルモニア】は、ピアノ教育を通して、読む&書く力を伸ばす指導をしております。
高校生のお稽古でのこと。
和音が「翳り」を帯びるところがあります。
一音の違いで、何とも言えない
翳りを帯び、美しさが出るのです。
そこで「かげり」と書いて、と言ったら
「陰り」と彼女は書きました。
そっちじゃなくて難しい字の「カゲリ」よ。
って言い、
高校生の辞書を借りると
どうも同じみたい。。。
私の中では
和音がかげりを帯びるときは
「翳り」を使いたいのですが・・・・
困った・・・・・
こういうときにお尋ねするご高齢の先生は
携帯を持っていらっしゃらないのです。
こんなことで電話するのもなんだし・・・
って、こういうことをフツフツと頭の中に残していると
どうも気持ち悪いものです。
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その後、すっきり
「翳る」という字は舞を舞う時に頭にかざす羽の意。
「陰る」とはニュアンスが違うもの。
「翳る」という字は教科書から消えた字。もったいないです。こんな美しい言葉!
2010年6月13日記
上の写真は、2011年12月19日 目白から見えた富士山
コメント
Commented by フェンat 2010-12-04 23:07
初めまして、フェンと申します。
いきなりのコメント、失礼いたします。
稚拙な小説を書いている者なのですが、「翳り」と「陰り」の違いを探しており、こちらのブログで拝見し、大変勉強になりましたので、コメントさせていただきました。
「翳り」には、そんな意味があったんですね。
常用されていないからと言って、ニュアンスが異なる漢字と一緒の扱いにされるのは残念な事ですよね。
今回は本当に為になりました。ありがとうございました。
Commented by マリコat 2010-12-05 11:08
フェンさま、コメントありがとうございます!このような美しい漢字は残したいものですよね。小学校で英語の時間も良いけれど、国語に力を入れて欲しいなぁ、と思うのは私だけでしょうか・・・国語は全ての教科の源と思います。