1940年創業 イノダコーヒのラムロック。
「コーヒー」と伸ばさず、こーひ、なの。
中学生のときから憧れていたお菓子。(笑)
またこれからもずっと この味。
語ります。(笑) 私の恩師たち、教室のお母さんたち。私が「先生」としてどう応えていくか。
高校の数学の先生
高校の数学の先生から 毎年お便りを頂きます。
ご自身が一年間どう過ごしたか、そしてマリコの体調はどうなのかお気遣い。ありがたくて、お守りです。
私が母校の高校で教えていたとき、先生は再びその高校に着任。
職員室で「マリコーーーー💖」と私の手っこを握りしめ・・
一瞬静まり返った職員室が大爆笑。「マリコ先生の手を握ることができるのは〇先生だけです!」「マリコ先生を呼び捨て、〇先生を〇ちゃん、と呼び合うのもこの学校ではお二人だけです!」
ポイント
教え子は無条件にかわいい(笑)
事務職員の方の涙
高校は学年の2クラスが音楽選択でした。授業で歌っていたドイツ語の合唱を、合唱部の定期演奏会で発表することになりました。
リハーサルに数学の〇先生登場。盛り上がる男子生徒。マイクを握って「えーー (ポン ポン ポンッ)」
「マリコの言うこと 聞いてくださぁい。」
・・・大爆笑と足踏み。
この一部始終を見ていた事務職員の方。ボロボロと大泣き。なんで泣いてるん?
「〇先生がいて、マリコ先生がいるんだと思って・・」
この方のお嬢さん、私のお弟子さん。一般大学卒業後、有名音楽事務所勤務で世界中を飛び回っています。
ポイント
いかなるときも、生徒を守る(笑)
高校の社会の先生
学校の先生は選べませんよね。学校の先生も、生徒は選べません。
「マリコ、レッスンの先生を選べよ。」何度も仰ったのが、高校のときの社会の先生。
これがわからなくて・・・結局、この先生に相談して、進路を決定して行きます。
ありがたいのは、音大に進むと決定したときから、高校の先生たちが全面的にバックアップ。学校の課外よりレッスン。受験間近になったら、授業出ないで音楽室で練習。どのくらいの練習量が必要なのかも、この先生が先生たちに説得してくださいました。
高校のとき、「先生を選べ」と先生から言われたのは衝撃でした。さらに衝撃なのは、同級生たちが授業の先生を「あの先生、どこ出てんの?」という会話。なんとオソロシー、と思いました。
ポイント
生徒にバカにされないように、勉強し続ける
「先生」のプロフィールについて
優秀な指導者は、見えているものが多いので、どんな人に対しても、この方はこういうすすめ方があっている、とすぐピンと来ます。その人にあったラクな方法を見出してくれます。
誰かに教わったとおりのやり方、誰にでも同じ教え方、マニュアルどおりの教え方、ということは決してありません。
インターネットやプログラムには、プロフィールが書いてあります。
「卒業」という文字があるかどうか、とても大事。
完結して人生を進んで来た人なのか、そうでないのか、は仕事に現れる、と感じています。
それでは、入学がどのような状態で行われたのか、これはなかなかわからないです。その大学の出身者に、詳細を伺うしかないです。そうすると、一般的な入試の他に色々あって、その力量の差はあまりに大きすぎます。大学院、となると、また特殊なルートがあります。
留学歴は、ほんとに書きよう、です。私は、西洋音楽を勉強して来たのなら、ヨーロッパに行くのは当たり前だと思うし、フランス料理勉強してフランス行くのは当たり前だと思っているのです。
高校の社会の先生に教わったこと、そこから良い先生たちに巡り合えたこと、それが生き方に繋がって来ました。
自分を守って来られたのは、そういう先生選び、師を選ぶ、ということでした。良い師がバックにある、というのは、辛いときの支えになっています。いつでも、「教え子」「子ども」であって、恩師は守ってくれる親のような存在です。
ポイント
優秀な人は、初対面の会話で、自分から出身大学や出身大学院、留学先を言わない。
今の時代の先生選びは難しい
今、インターネットでいろんなセミナーがありますでしょ。
私は何事も自分でやってみる、です。ブログやホームページ作り、YouTube作り・・そうすると見えることがたくさんあって面白い。インターネットによるセミナーも、企画しました。全国から多数の先生方が集まって、本当に楽しかったです。
そうすると、たくさんのセミナーのホームページを見て、「あ、これヤバいやつ」っていうのがわかります。
インターネットを使ってきて、今思うこと。道具、手段としてひとつのきっかけにはなりますけれど、本当に価値あるものは、自分を磨き、目と鼻、感覚を研ぎ澄まして探して行くしかないのだ、と思います。
「ピアノの先生を探すの大変だった」時代
客室乗務員になった卒業生のお母さんに、卒業10年くらいして、「ピアノの先生選ぶの大変だった」と言われたことがあります。本当は幼稚園くらいで習わせたかったけれど、探しているうちに小学校入学になってしまって、と。
インターネットのない時代、どうやって私の経歴、親族の経歴をご存知なのか、私が知りたい!(笑)
人脈、人との繋がりが上手いお母さんなのだろうなぁ、と思います。時節のご挨拶の言葉選びは、今でもさすがだったと思い起こします。
私が感動したのはお祭りの時。ご近所の皆さんに美味しいお料理をふるまってらして。世の中、お祭りなんだよなぁ、なにやってんだろう、私って気が付きました。それからですね、お祭りの日はレッスンしない、と。
昔、私は自分に厳しかった、それは生徒にも厳しかった・・今ね、孫をレッスンしてるようなもんですから、アマアマ(笑)
自分の価値観と他人の価値観は違う。どっちが大事、ではなく、どっちも大事。それで随分と気持ちと身体がラクになりました。
応えるレッスン
私を選んでくださったお母さんたちは、なにか共感するところがあって来てくださったわけですから、全身全霊込めてレッスンします。
土曜のレッスンでは1~2キロ体重落ちますからね、そのくらいエネルギーを使います。今、神奈川で教員をしている卒業生は、受験をするので高校生になって、私のお弟子さんになりました。「今まで、ピアノの先生ってラクそうだな、と思っていました。マリコ先生のレッスンって、先生、疲れない?」って(笑)
心を打ちこんで指導したら、生徒たちは必ずついて来てくれます。
現在小学6年男子(遠野市在住)
「今は、たっせい感があって、ピアノのことだけではなく、色々なことを知れておもしろいと思います。」
ピアノ経歴:3歳~ 小学校低学年で中断。地元の教室→盛岡市内教室
ハルモニア入会現在11か月。レッスンの欠席なし。ほぼ毎回、暗譜で合格する曲あり。最初、歌うとき、著しく音程が違っていたが、10か月で劇的に改善。
3か月ほど「前の先生は優しかった」「前の先生は練習しなくて良い、と言った」「家で練習をしなくてもよかった」連発。母親に反発。ご親族も遠方にピアノに通うことは危惧されていたが、連続暗譜演奏に驚き、今は大喜び。お母さんの「手柄」と。
このお手紙をお母さんに伝えても良いか、ネット公開しても良いか本人に確認し、掲載しました。
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今、インターネットで情報量が増えすぎて、選びやすいどころか、さらに選ぶことは難しくなった、と思います。だからこそ、身近な人、すぐそばにいる人たちを大事にして、信頼できる関係か見極め、そこからご縁を繋げていきたいと思います。
卒業生から
卒業生の皆さんは、文字と文が奇麗で感動します。ペン習字のお手本か、と思ってしまいます。
幼稚園年中さんくらいまでに、文字をきちんと書くよう、お母さんが手をかけた子たちだのだなぁ、と感心します。
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5歳、10歳、中学生と反抗期をお母さんと一緒に乗り越えて、ひとつずつ自我が確立されていく、そういう成長を共にできるのは、喜びです。
良い指導を受けた経験がないと、指導の良さがわからない。
私が高校生のときに、数学や社会の先生に出会って、人生は決まりました。
学問、芸術、スポーツ、職人、他色々な仕事・・どんな仕事でも、良き指導者に出会って教育を受ければ、他分野での指導の大切さがわかります。出会っていないと、違いがわかりません。
わからない、というのは、人生の選択が狭まる、ということです。
若い方たちに教わりながら、先輩方の生き方を見ながら、頑張っている同期と励ましあいながら、その時代にあった指導方法を常に模索し、かつ、ゆるがず変わらない芯を持ちながら、指導をして行きたいと思います。
イノダのラムロックが続いている、って凄いと思うのよ。
TEL 08084933718
ショートメールに入れてくだされば、こちらからおかけ致します。
卒業生(花巻市内高校卒、東京都内大学在学中)
ホールでの演奏は一年ぶりだったので緊張しましたが、楽しんで演奏することができてとても良かったです。
ピアノを続ける中で本当にいろいろなころがあり、悩むこともたくさんありましたが、逃げたり諦めたりせずに、長い期間ピアノを続けられたことや毎日練習したことは、自分にとってかけがえのない大切な経験となりました。
これからもピアノを続けて行きたいと思います。
お母さまから
4歳の時から本当に長い間、先生にお世話になりました。ピアノを技術的にご指導いただいたのはもちろんのこと、表現力をつけるために、たくさんのアドヴァイスとともに、実生活に生かせることを学ばせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
娘にとって、ピアノを弾くことは生活の一部であり、麻利子先生にレッスンを受けることが生き甲斐なのだと、レパートリーテストでの先生の「習慣の大切さ」のお話を聞いて思いました。